摩利支天 ‐陽炎の神格化‐

仏像

こんにちは。マツイkoubouの タカキ マツイ です。

いま、図書館で借りてきて『白描画による仏像の見方図典』と『仏像の見方』を

読んでいます。

その中で、解説されることが少ない仏像が乗っていたので紹介します。

猪に乗っている仏像

摩利支天

帝釈天や毘沙門天と同じ、天部の一柱(ひとはしら)。

※神様の数え方は一柱、二柱、三柱と数えるそうです。

本の中の紹介では、

陽炎を神格化したもの。

帝釈天と阿修羅が先頭の時に、摩利支天が三日月の光明を放って帝釈天を

助け白猪(びゃくちょ)に乗って疾走した。 また風神の化身とも称されている。

とあります。

帝釈天や阿修羅のことを調べていると、二人の戦闘のことは

必ずと言っていいほど記載がありますが、

摩利支天が二人の戦いに介入していたことは、初めて知りました。

摩利支天といえば、新潟にも仏像がありますがそんなに有名ではなく、

知っている人も少ないです。

でもゲームなんかに出てくることはありますね。

「陽炎のごとく~」というセリフがあり

また、弓矢や金剛杵などを持っています。さらに三面六臂(三つの顔に六本の腕)で

結構、再現度は高めです。

ご利益

衆生(いきとしいけるもの)を悪敵から護り、障魔・障難を除き、無病息災をもたらすと

いわれます

像形

摩利支天には忿怒形ともう一つ、天女形があり

天女形は天扇(てんす)を持っています。

『白描画による仏像の見方図典』 は、仏像系の本によくある

難しい用語にもひらがながふってあるのでおすすめです。

わたしの場合、読めない言葉が続くと疲れるので。

それではこの辺で。では、では。

              タカキ マツイ

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